BLUE STAR|ブルースターマガジン

山梨学院大学の女子学生のみを対象としたオムニバス講座。「女性とキャリア形成」は毎回、違った女性の講師が講義を担当している。主催しているのは山梨学院大学現代ビジネス学部 今井久教授。今井教授は就職・キャリアセンター長も務め、大学以外の場でもまちづくりや山梨県に関する活動に積極的かつ広く携っている人物だ。活動の中から、多様なキャリアを持つ人々と人脈を持っているため、講義に訪れる女性講師は年代も職種も幅広い。

6月19日、この日の講師を務めたのは芦川で古民家宿LOOFを営む保要佳江さん。ブルースターマガジンでも取材させてもらったことがある経緯から授業資料に配付したいと今井教授から要請を受け、せっかくなので、講義を聴講させていただくことにした。

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なぜ芦川で古民家宿をやることにしたのか、それまでの経緯は2015年春号のブルースターマガジンでもまとめているので詳しくは参考にしてほしい。

今回の講義のコアは、そこに至るまでのキャリア形成について。前職から独立し起業するまでのマインドプロセスを実体験を基に紐解いてくれた。保要さんが実践したいたキャリア形成のコツは過去、現在、未来の徹底的な分析。これから自分のキャリアを選んでいく学生にとっては目から鱗の情報ではないだろうか。

過去に影響を受けた人、言葉、物事をまとめる。

現在の目標、短期的なスパンでの状況分析。

未来の家族や恋人、自分の年齢との比較表づくり。

簡易的にまとめると上記3つ。ビジネスに精通している人には基本中の基本、かもしれないが、これが言うは易く行うは難しい。方法は人それぞれにあるかもしれないが、女性も男性も関係なくキャリアを形成していくには必要な要素である。自身の具体的な方法を伝授する保要さん。学生たちも真剣に聞き入っていた。学ぶことは学生の特権。羨ましい限りだ。

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保要さんのビジネスのバックグラウンドは前職にあった。そこでの日々を修行と位置づけ、黙々と4年間働いた。自分に取って必要な時間だったと保要さんは言う。筆者の知る経営者たちも口を揃え、若き日の修行の重要性を語る。不都合こそ、人の成長を促す栄養だ、と。学生とさほど年齢も変わらない保要さんが言う言葉は、学生にとっては少しシビアに感じたかもしれない。が、それが自身の本当のキャリアを築く本質であり、修行の時間が礎になるのである。ドラゴンボールの悟空でさえ、強敵と立ち向かうために過酷な修行を積むのだから。

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聴講を終え、改めて、取材では知り得なかった部分も聴くことができた。今井教授の講座を訪れる、バラエティに富んだ講師達の話しを聞いて学べる学生たちには、この貴重な時間を自身の就職とキャリア形成に有意義に役立ててほしいと思う。講義終了後、たくさんの学生がブルースターマガジンを手にとってくれた。学生による企画の持ち込み、取材の同行、編集部に遊びにくるだけでも、編集部はいつでも大歓迎である。ブルースターマガジンは、輝く女性とその原石を応援している。7月の講義には編集長とともに筆者も登壇させていただく予定だ。

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